南蚊野村(読み)みなみかのむら

日本歴史地名大系 「南蚊野村」の解説

南蚊野村
みなみかのむら

[現在地名]秦荘町軽野かるの

北蚊野きたかの村の西に位置し、北は上八木かみやぎ村。古代蚊野郷の遺称地の一つと思われる。永正五年(一五〇八)の絵像(聞光寺蔵)裏書に「江州愛知郡上ノ庄八木郷ノ内南蚊野」とみえる。慶長二〇年(一六一五)か元和三年(一六一七)に彦根藩領となったと推定され、寛永石高帳では高三九六石余、天保郷帳では高四〇七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android