南路志続篇稿草(読み)なんろしぞくへんこうそう

日本歴史地名大系 「南路志続篇稿草」の解説

南路志続篇稿草
なんろしぞくへんこうそう

首巻・五〇巻五二冊 高知県史誌編輯係編

解説 「南路志」の名を冠したのは、これを模範としたためで、土佐国各村元標建設表・和名抄所載四国郡郷名・土佐一国の村図・土佐国各郡官舎之図・香美郡誌・土佐国郡村仮名附帳・土佐海鈔など歴史地理的史料が多いが、ほかに神社の部・寺院の部・斃難者履歴書・土阿内論記・甲浦宍喰内論・池川用居非常大要記録など多数の史料を収める。なお「香美郡誌」は幕末から明治初期にかけての国学者徳永千規の著作である。明治一二年成立したが、戦災で焼け、その写が東大史料編纂所に蔵される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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