単文(読み)タンブン

デジタル大辞泉 「単文」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぶん【単文】

文法で、文の構造上の分類の一。一つの文において、主語述語関係が1回だけで成り立っているもの。「鳥が鳴く」「犬が速く走る」などの類。→複文重文

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「単文」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぶん【単文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 簡単な文面。〔宋書‐楽志一〕
  3. 文法で、構成上から見た文の種類の一つ。一つの文として、主述関係が一回だけ成り立っているもの。「花が咲く」「緑の木が風に揺れている」の類。→複文重文。〔草野氏日本文法(1901)〕

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世界大百科事典(旧版)内の単文の言及

【文】より

…従属節にも種々のものがあり,それぞれその機能等によって名詞節,副詞節,関係節等と呼ばれる。節を含まない文(文全体のことをも節というならば〈ただ一つの節から成る文〉ということになる)を〈単文simple sentence〉といい,等位節を含む文を〈重文compound sentence〉,主節・従属節を含む文を〈複文complex sentence〉ということがある。たとえば〈兄が走る。…

※「単文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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