占子の兎(読み)しめこのうさぎ

精選版 日本国語大辞典 「占子の兎」の意味・読み・例文・類語

しめこ【占子】 の 兎(うさぎ)

① (「うまくいった」の意の「しめた」に、兎を「絞(し)める」をかけていう語) 物事がうまく運んだ時にいうしゃれ。しめた。しめこのうさうさ。
※浄瑠璃・荒御霊新田神徳(1779)四「僕(やつがれ)今日は此辺の羽織の内にすこ気あり、しめこの兎ちょんちょん幕」
② しめ殺すことをいうしゃれ。
※歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)四立「うぬを〆め子の兎にしろと、猪熊どのに頼まれた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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