危疑(読み)キギ

デジタル大辞泉 「危疑」の意味・読み・例文・類語

き‐ぎ【危疑】

[名](スル)あやぶみ疑うこと。
「よし―すべき理由はなくとも」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「危疑」の意味・読み・例文・類語

き‐ぎ【危疑】

  1. 〘 名詞 〙 あやぶみ疑うこと。疑問に思うこと。
    1. [初出の実例]「人心の定りなき国柄なれば尚ほ幾分の危疑を懐かざるにあらざるなり」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝注‐僖公二八年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「危疑」の読み・字形・画数・意味

【危疑】きぎ

危難疑惑。明・李夢陽〔曹植集の序〕嗟乎(ああ)植や、其の宛にして其の、其の言切にして餘悲り。殆ど疑の際に處(を)るか。

字通「危」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android