卵塔・蘭塔(読み)らんとう

精選版 日本国語大辞典 「卵塔・蘭塔」の意味・読み・例文・類語

らん‐とう ‥タフ【卵塔・蘭塔】

〘名〙
墓石一種。座台の上に、卵形の石塔婆をのせたもの。多く禅僧の墓標として用いる。卵石塔。無縫塔。転じて、一般に墓石をいう。
太平記(14C後)三三「身は忽に化して暮天数片の煙と立上り、骨は空く留て卵塔(ランタウ)一掬(きく)の塵と成にけり」 〔陸游‐祭勤首座文〕
※雑俳・桜の実(1767)二「らんとうは藪蚊が喰ふとお七いふ」
火葬場

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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