卵娘細胞(読み)らんじょうさいぼう

世界大百科事典(旧版)内の卵娘細胞の言及

【卵】より

…一方,卵巣内にあって,いまだ成熟分裂を行っていない卵細胞は,配偶子ではなく,卵母細胞oocyte(医学では卵祖細胞と呼ぶ)の状態である。哺乳類では,卵巣内の第1次卵母細胞が排卵時に第1極体を放出して第2次卵母細胞(医学では卵娘細胞と呼ぶ)となり,受精と同時に第2極体を放出して減数分裂を完了する。したがって,配偶子としての意味で卵というべき時期は,第2極体放出後のひじょうに短時間存在するのみである。…

【卵巣】より

…これを第一成熟分裂と呼ぶ。この分裂の特色として細胞質が不均等に分かれ,卵娘(じよう)細胞(生物学では第二次卵母細胞という)と,第1極体と呼ばれる小体になる。こうしてできた卵娘細胞は,受精を待つ状態にあるが,第1極体はやがて消失する。…

※「卵娘細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android