厄払い(演劇)(読み)やくはらい

百科事典マイペディア 「厄払い(演劇)」の意味・わかりやすい解説

厄払い(演劇)【やくはらい】

歌舞伎せりふ一種世話物で,場面のクライマックスに主要な役が述べる音楽的な七五調のせりふ。江戸時代厄払い門付(かどづけ)のいいまわしに似ているためこの名がある。《三人吉三》におけるお嬢吉三の〈月も朧に白魚の〉というせりふなど。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android