原(村)(読み)はら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「原(村)」の意味・わかりやすい解説

原(村)
はら

長野県中東部、諏訪郡(すわぐん)の村。八ヶ岳(やつがたけ)西麓(せいろく)、標高約1100メートルの広大な裾野(すその)にある高冷地山村。中央本線茅野(ちの)駅からのバスの便がある。近世初期に開拓された新田村で現在は米、高原野菜、花卉(かき)などの栽培が盛ん。約70戸のペンションがあり、県下屈指のペンション村を形成。近くには村営の美術館、保養所がある。阿久遺跡(あきゅういせき)(国の史跡)は、祭祀場とされる環状集石群で著名な縄文前期の集落跡。面積43.26平方キロメートル(一部境界未定)、人口7680(2020)。

[小林寛義]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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