原中最秘抄(読み)ゲンチュウサイヒショウ

デジタル大辞泉 「原中最秘抄」の意味・読み・例文・類語

げんちゅうさいひしょう〔ゲンチユウサイヒセウ〕【原中最秘抄】

源氏物語の注釈書。2巻。源光行親行共著水原抄」に、親行の子の義行、孫の行阿が代々加筆し、貞治3年(1364)に成立。題は「水原抄」の中の最も秘たる部分の抄録解説を加えた秘伝の書の意。光行に始まる河内方かわちがた学説を知る上で貴重な資料

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android