原尞(読み)ハラリョウ

デジタル大辞泉 「原尞」の意味・読み・例文・類語

はら‐りょう〔‐レウ〕【原尞】

[1946~2023]小説家佐賀の生まれ。本名、孝。フリーのジャズピアニストを経て、ハードボイルド作家となる。チャンドラー影響を受けた作風で巧みにストーリーを展開し、人気を集める。「私が殺した少女」で直木賞受賞。他に「天使たちの探偵」「さらば長き眠り」「そして夜はよみがえ」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「原尞」の解説

原尞 はら-りょう

1946- 昭和後期-平成時代の推理作家。
昭和21年12月18日生まれ。1970年代にフリーのジャズピアニストとして活動。のちチャンドラーに心酔し,郷里の佐賀県鳥栖(とす)市にかえり執筆に専念。昭和63年ハードボイルド「そして夜は甦る」で注目され,平成2年「私が殺した少女」で直木賞。九大卒。本名は孝。作品ほかに「天使たちの探偵」「さらば長き眠り」「愚か者死すべし」など。

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