原田 敏明(読み)ハラダ トシアキ

20世紀日本人名事典 「原田 敏明」の解説

原田 敏明
ハラダ トシアキ

昭和期の宗教史学者 東海大学名誉教授。



生年
明治26(1893)年11月1日

没年
昭和58(1983)年1月17日

出生地
熊本県山本郡吉松村(現・鹿本郡植木町)

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部宗教史学科〔昭和2年〕卒

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和36年〕

経歴
神宮皇学館大学学部教授などを経て、昭和24年熊本大学法文学部教授、34年東海大学文学部教授、35年同文学部長、49年名誉教授。日本の農村社会成立、日本国家の成立に関して実証的な研究を展開し、柳田國男の民俗学と対立した。著書に「日本古代宗教」「日本宗教交渉史論」「神社―民俗学の立場からみる」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「原田 敏明」の解説

原田敏明 はらだ-としあき

1893-1983 昭和時代の宗教史学者。
明治26年11月1日生まれ。神宮皇学館大教授などをへて,昭和24年熊本大教授。のち東海大教授。社会伝承の会を主宰し,日本の農耕儀礼宮座(みやざ)など宗教・祭祀(さいし)を研究した。昭和58年1月17日死去。89歳。熊本県出身。東京帝大卒。著作に「古代日本の信仰と社会」「日本古代思想」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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