知恵蔵 「原発メーカー」の解説 原発メーカー 世界における原発の新規建設数が長い間低迷したことにより、世界の原発メーカーの再編成が進んだ。原子力プラントメーカーは、1980年代には、欧州に4社(フラマトム、シーメンス、ブラウン・ボベリー、アセア)、米国に4社(ウェスチングハウス〈WH〉、ゼネラル・エレクトリック〈GE〉、コンバッション・エンジニアリング、バブコップ&ウィルコックス)、日本に3社(三菱重工業、日立製作所、東芝)があった。現在では、WH・東芝、GE・日立、アレバ(仏)・三菱、ロスアトム(ロシア)の4グループ体制になった。日本企業が再編の中心にいることが大きな特徴だ。GEはESBWR(簡易型沸騰水型炉)、WHはAP1000(改良型静的安全加圧水型炉)、アレバはEPR(欧州加圧水型炉)と呼ばれる新型の軽水炉の開発を進めている。 (渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by