原良村(読み)はららむら

日本歴史地名大系 「原良村」の解説

原良村
はららむら

[現在地名]鹿児島市原良町・城西じようせい二―三丁目・明和めいわ一―二丁目

甲突こうつき川の右岸西方丘陵に食込む谷間と甲突川沿いの低平地よりなる。北は永吉ながよし村、南は西田にしだ村。応永二〇年(一四一三)一一月一六日の小山田範清軍忠状(町田氏正統系譜)に「原羅之田間」とみえ、伊集院頼久方と島津久豊方の合戦があった。同年一二月、頼久は久豊の留守に乗じて清水しみず城を陥れて当地に陣し、これを知った久豊は当地を攻め頼久を降した(「西藩野史」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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