厭日(読み)エンニチ

デジタル大辞泉 「厭日」の意味・読み・例文・類語

えん‐にち【×厭日】

暦注の一。婚礼・旅立ちなどを忌む日。正月いぬの日、2月とりの日、3月さるの日と、十二支を逆行させて各月に当てはめたもの。厭対日と対向関係にある。厭。

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精選版 日本国語大辞典 「厭日」の意味・読み・例文・類語

えん‐にち【厭日】

  1. 〘 名詞 〙 陰陽道で、凶日一種。正月は戌(いぬ)の日、二月は酉(とり)の日、三月は申(さる)の日というように、以下十二支を逆行して各月に当てはめた日がこれに当たる。各月において、その日は太陰のとどまる日とされる。
    1. [初出の実例]「凡新年鎮害気者〈略〉正月上厭日遅明、官人率陰陽師鎮処於害気之地」(出典延喜式(927)一六)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐天文訓〕

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普及版 字通 「厭日」の読み・字形・画数・意味

【厭日】ようじつ

忌む日。

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