参着(読み)サンチャク

デジタル大辞泉 「参着」の意味・読み・例文・類語

さん‐ちゃく【参着】

[名](スル)
到着すること。
「略同数の二番手は後にここへ―して」〈鴎外大塩平八郎
参着払い」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「参着」の意味・読み・例文・類語

さん‐ちゃく【参着】

〘名〙
先方へ行きつくこと。到着。
玉葉‐仁安二年(1167)二月八日「着座之外、公卿多以参入、各隠閑参着之人皆以退出留座之人只余一人也」

まいり‐つ・く まゐり‥【参着】

[1] 〘自カ四〙 参着する。また、やってきて住みつく。
源氏(1001‐14頃)蓬生「さてありぬべき人々は、おのづからまいりつきてありしを」
[2] 〘自カ下二〙 平常出入りをする。
御湯殿上日記‐明応八年(1499)二月一五日「おとこたちもまいりつけたる人たちよりまいる」

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