友釣り(読み)ともづり

百科事典マイペディア 「友釣り」の意味・わかりやすい解説

友釣り【ともづり】

アユの釣法の一つ。アユの習性を利用した方法で,掛針をつけた生きたおとりのアユを流し,縄張りテリトリー)を荒らされたと思って挑んでくる他のアユをひっかけて釣る。→どぶ釣り
→関連項目釣り

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知恵蔵 「友釣り」の解説

友釣り

友釣りはアユ釣りの1つで、アユの縄張りの習性を利用した日本独特の釣法。道糸の先端にオトリアユと掛け針をセットして流れに放し、縄張りを守ろうとオトリアユに体当たりしてくるアユを掛け針に引っかける。ミャク釣りは、ウキの代わりに、化学素材の羽形や筒形の小さな目印(インジケーター)を付け、その動きの変化でアタリ(魚信)をとる釣り方。通常のウキではアタリが取りづらい、流れの速い渓流でよく使われる。対象魚はヤマメイワナなど。

(森田秀巳 アウトドアライター / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「友釣り」の意味・わかりやすい解説

友釣り
ともづり

アユ釣りの一方法。自分の泳ぐ領域内に侵入する相手に対して闘争を挑むアユのなわばり意識の習性を利用する釣法で,釣糸につけたおとりのアユを泳がせ,攻撃を仕掛けてくるアユを掛け針で釣り上げる。おとりのアユは鼻環によって糸につけ,掛け針はそのアユの尾鰭 (おびれ) の下に糸を流して2~3個装置する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「友釣り」の意味・わかりやすい解説

友釣り
ともづり

アユ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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