双鯉(読み)そうり

精選版 日本国語大辞典 「双鯉」の意味・読み・例文・類語

そう‐り サウ‥【双鯉】

〘名〙
二匹の鯉(こい)。〔晉書‐王祥伝〕
② (「古楽府‐飲馬長城窟行」の「客従遠方来、遺我双鯉魚、呼児烹鯉魚、中有尺素」から) てがみ。尺素。一説に、昔、中国では、手紙を鯉の形に折り畳んだためという。
※徂徠集(1735‐40)六・答備州故人鞆浦看月見寄詩「備西城上落秋風、双鯉方驚下碧空」 〔李商隠‐寄令狐郎中詩〕

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普及版 字通 「双鯉」の読み・字形・画数・意味

【双鯉】そう(さう)り

手紙。〔古楽府、飲馬長城窟行〕客、方より來(きた)る 我に雙鯉魚を(おく)る 兒を呼んで鯉魚を烹(に)しむるに 中に尺素(せきそ)の書

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