反出生主義(読み)ハンシュッショウシュギ

デジタル大辞泉 「反出生主義」の意味・読み・例文・類語

はんしゅっしょう‐しゅぎ〔ハンシユツシヤウ‐〕【反出生主義】

antinatalism
人は生まれてくるべきでなく、また、子を作るべきでないという思想。幸福に生きているように見える人も、多く苦痛を味わっており、最大の苦痛であるは避けられない。また、環境破壊や資源枯渇などにより、人類繁栄が永続するとは考えにくい。ゆえに、子孫の多くは苦痛を味わうことになるので、子孫を残すべきでないと主張する。ショーペンハウアーらが唱えた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android