反別(読み)タンベツ

デジタル大辞泉 「反別」の意味・読み・例文・類語

たん‐べつ【反別/段別】

田を1反ごとに分けること。1反を単位とすること。また、それに課税すること。
町・反・畝・歩の単位で表した田畑面積

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「反別」の意味・読み・例文・類語

たん‐べつ【反別・段別】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 田畑を一反ごとに分けること。また、一反を単位として税をかけること。
    1. [初出の実例]「此外只号国定、一段別所勘納米一升二合、以不法斗升、収件米」(出典:宝生院文書‐永延二年(988)一一月八日・尾張国郡司百姓等解)
    2. 「鎌倉殿日本国の惣追捕使(そうづいぶし)を給はって、反別に兵粮米を宛行ふべき由申されけり」(出典:平家物語(13C前)一二)
  3. 土地の面積。町、反、畝、歩の総称。田積(でんせき)ともいう。
    1. [初出の実例]「但無高にて、反別計之新田も可為同然候」(出典:御触書寛保集成‐二五・享保六年(1721)六月)

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