反定立(読み)ハンテイリツ

デジタル大辞泉 「反定立」の意味・読み・例文・類語

はん‐ていりつ【反定立】

特定の肯定的判断命題に対して特定の否定的判断・命題を立てること。また、立てられた否定的判断・命題。ヘーゲル弁証法では、三段階発展の第二段階をさす。反措定反立。反。アンチテーゼ
[類語]命題定立

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「反定立」の意味・読み・例文・類語

はん‐ていりつ【反定立】

〘名〙 あることを肯定的に主張する定立に対して、それを否定する主張。ヘーゲルの弁証法では、その三契機の一つ論理が出発する最初の命題または状態(定立)を否定する段階。反立。アンチテーゼ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「反定立」の意味・わかりやすい解説

反定立
はんていりつ

弁証法

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android