反射中枢(読み)ハンシャチュウスウ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「反射中枢」の意味・読み・例文・類語

はんしゃ‐ちゅうすう【反射中枢】

  1. 〘 名詞 〙 高等動物中枢神経系にある中間神経単位の集合。また、その部位求心神経遠心神経との間に介在し、感覚器から求心神経により伝えられる感覚刺激を、意志とはかかわりなく反応指令に切り替えて遠心神経に伝達し、ある目的をもつ反射運動を筋や腺などの実行器に起こさせる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の反射中枢の言及

【反射】より

…熱いものに触れた指をとっさに引っ込めるのも同様に屈曲反射である。それらの反射に際しては,一定の神経経路を通して刺激が反射中枢に送られ,反射中枢で形成された出力信号がさらに筋肉や腺に送られて反応を起こす。反射において信号が通る全経路を反射弓という。…

【反射弓】より

…生理学上の反射に際して神経信号の通る全経路をいう。その起始部は刺激を受ける感覚受容器であり,ここで刺激は神経のインパルス信号に変えられ,求心路を通って反射中枢へと送られる。その結果,反射中枢で形成された神経インパルス信号は遠心路を通って効果器(実行器)へと送られ,反応を起こす。…

※「反射中枢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む