デジタル大辞泉
「取持」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
とり‐もち【取持】
〘名〙
①
なかをとりもつこと。とりなし。周旋。また、その人。
仲人。とりもちにん。
※
上杉家文書‐(年未詳)(室町後)一一月二四日・福阿彌陀仏出状「只見方取持にて備州見参候」
② 人をもてなすこと。接待。
※
有明の別(12C後)三「とのも、〈略〉いといみじき御心まどひに、よろづもしり給はず。とりもち、はかばかしききんだちなどもおはせねば」
とり‐もし【取持】
動詞「とりもつ(取持)」の
連用形「とりもち」の上代東国方言。
※
万葉(8C後)二〇・四四一五「
白玉を手に刀里母之
(トリモシ)て見るのすも家なる妹をまた見ても
もや」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報