取見・執見(読み)とりみる

精選版 日本国語大辞典 「取見・執見」の意味・読み・例文・類語

とり‐・みる【取見・執見】

〘他マ上一〙
① 手に取って見る。取り上げて見る。転じて、取って世話をする。面倒をみる。かわいがる。
古事記(712)下・歌謡梓弓 立てり立てりも 後も登理美流(トリミル) 思ひ妻あはれ」
② 看病する。介抱する。病気を診(み)る。
万葉(8C後)五・八八六「国に在らば 父刀利美(トリミ)まし 家に在らば 母刀利美(トリミ)まし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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