受取渡し(読み)ウケトリワタシ

デジタル大辞泉 「受取渡し」の意味・読み・例文・類語

うけとり‐わたし【受取渡し】

請け負った仕事をさらに他の者に下請けさせること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「受取渡し」の意味・読み・例文・類語

うけとり‐わたし【受取渡・請取渡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一方の人が渡した物や人を、他方の人が受け取ること。受け取ることと渡すこと。うけわたし授受
    1. [初出の実例]「識事(しきじ)のうけとりわたしの年期」(出典:申楽談儀(1430)付載)
    2. 「預け者には請取渡しの作法が有」(出典:浄瑠璃・大経師昔暦(1715)中)
  3. 婚礼の時、嫁を婿方に渡すこと。また、その式。花嫁一行と、婿方の迎えの一行とが途中で出会い、酒宴を開く例もある。
    1. [初出の実例]「よめ入の夜の請取(ウケトリ)わたし」(出典:仮名草子・尤双紙(1632)上)
  4. 請負師が請け負った仕事をさらに他の者に請け負わせること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android