受業（読み）ジュギョウ

デジタル大辞泉

じゅ‐ぎょう〔‐ゲフ〕【受業】

［名］(スル)学問・技芸の教えを受けること。受教。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

じゅ‐ぎょう‥ゲフ【受業】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 弟子が、師から学問や技術を学ぶこと。受教。
   1. [初出の実例]「支那の人民は〈略〉諸国の師となるに至り、就中、皇国は其受業の一にして、勉力怠らず」(出典：舎密局開講之説（1869）〈三崎嘯輔訳〉)
   2. [その他の文献]〔孟子‐告子・下〕
3. ② 平安時代、諸国の国学の博士の資格。諸道の試験に及第し、あるいは大学でその道の博士の推薦を受けた正式の資格をもつ国博士(くにのはかせ)。受業博士。
   1. [初出の実例]「凡諸道学生、才学頗長、其道博士共挙、為_二諸国博士医師_一者、雖_レ非_二奉試及第_一、皆為_二受業_一、自余為_二非業_一」(出典：延喜式（927）一八)

じゅ‐ごう‥ゴフ【受業】

1. 〘 名詞 〙 ( 「ごう」は「業」の呉音 ) 仏語。
2. ① 受業(じゅぎょう)①のこと。また、逆の授業(じゅぎょう)の意にも転用する。
   1. [初出の実例]「しかうして伝道受業すること、一器の水を一器に瀉すなることをえたり」(出典：正法眼蔵（1231‐53）行持)
3. ② 善悪の業の果を受けること。〔日葡辞書（1603‐04）〕 〔阿毘達磨集論‐四〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【受業】じゆぎよう（げふ）

教えを受ける。学ぶ。〔史記、孔子世家〕孔子、詩書禮樂を以てふ。弟子蓋(けだ)し三千。身六にずる七十二人。顏濁鄒の徒の如き、頗(すこ)ぶる業を受くる甚だ衆(おほ)し。

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出典　平凡社「普及版 字通」