口の世(読み)クチノヨ

デジタル大辞泉 「口の世」の意味・読み・例文・類語

くち‐の‐よ【口の世】

食っていくのがやっとの状態。また、その程度のわずかな手当
「やうやう―で抱へられ」〈浮・永代蔵・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口の世」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 の 世(よ)

食べさせてもらって無報酬で働くという生活
浮世草子日本永代蔵(1688)五「やうやう口の世で抱へられ朝から晩まで尤につかはれ身をそれになしける」

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