デジタル大辞泉
「口を掛ける」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
くち【口】 を 掛(か)ける
① 前もって先方に事を通じておく。わたりをつけておく。申し入れておく。話を通じる。
※
滑稽本・
東海道中膝栗毛(1802‐09)五「まだひとりいい年増が見えるから、おめへ湯に入てまってゐなせへ〈略〉そこでくちをかけるがいい」
②
相手を呼び出すことを申し入れる。呼び出しをかける。とくに、芸妓、
娼妓などを客席に招く。
※洒落本・寸南破良意(1775)
髪結「口をかけて置客へ遅く来るといふも」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報