口之津[町](読み)くちのつ

百科事典マイペディア 「口之津[町]」の意味・わかりやすい解説

口之津[町]【くちのつ】

長崎県南高来(みなみたかき)郡,島原半島南端の旧町。中心の口之津港は16世紀有馬氏が開港南蛮貿易,キリスト教布教の根拠地として栄えた。明治期,三池築港まで三池炭の積出港でもあった。島原鉄道が通じる。ジャガイモ,ミカン,タマネギを産し,漁業も行う。外国航路乗組員にはこの町の出身者が多い。2006年3月,南高来郡加津佐町,南有馬町,北有馬町,西有家町,有家町,布津町,深江町と合併し市制南島原市となる。9.94km2。6695人(2003)。

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