口広(読み)くちひろ

精選版 日本国語大辞典 「口広」の意味・読み・例文・類語

くち‐ひろ【口広】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 入れ物などの口が広いさま。
    1. [初出の実例]「御釜は口広、肩つく、貫付鬼面、蓋をりいれ也貫あり」(出典:宗湛日記‐文祿三年(1594)三月二九日)
  3. 身の程をわきまえず大きなことをいうさま。
    1. [初出の実例]「何ぢゃ、慮外とは口広な、不義はお家の御法度ぢゃに」(出典:桐一葉(1894‐95)〈坪内逍遙〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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