口振・口吻(読み)くちぶり

精選版 日本国語大辞典 「口振・口吻」の意味・読み・例文・類語

くち‐ぶり【口振・口吻】

〘名〙
① 話すときの口の様子。また話し方の様子。ことばつき。話しぶり。くちっぷり。
※甲陽軍鑑(17C初)品三四「あまりに長陣故、信玄公家老衆を召、口ぶりをきき給へば」
※春の城(1952)〈阿川弘之〉四「熱意を以て仕事を語るその口振りが、一寸羨ましく」
② 歌を詠む様子。詠みぶり。
※読本・雨月物語(1776)仏法僧「此歌の調今の京の初の口風(ブリ)にもあらず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android