古人の糟粕をなめる(読み)こじんのそうはくをなめる

精選版 日本国語大辞典 「古人の糟粕をなめる」の意味・読み・例文・類語

こじん【古人】 の=糟粕(そうはく)[=涎(よだれ)・唾(つばき)]をなめる

古人の説に頼るだけで、自分意見のないことをたとえていう語。また、昔の聖人のつくりあげたものの形式にばかりこだわって、その精神を忘れ、昔の人から、少しも進歩しないことをたとえていう語。
ささめごと(1463‐64頃)下「人の心言葉を取るをば、古人のつばきをなむるなどとて、先人恥ぢしめ侍り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android