古代スラブ語(読み)こだいすらぶご

世界大百科事典(旧版)内の古代スラブ語の言及

【古代教会スラブ語】より

…この時代の文献でも個々のスラブ語の特徴が顕著な場合には,それを除くのが慣例で,国や学者によっていくらか範囲が異なっている。またこの時代に存在したと考えられるが,たまたま文献に出ていない形を含めて広く考える考え方もあり,その場合を考慮して〈古代スラブ語〉と呼ぶこともある。さらにこの言語はその第1期(〈キュリロス・メトディオス語〉ともいわれる)にマケドニア(当時のブルガリアの一部)の方言を基礎としているので,ブルガリアでは〈古代ブルガリア語〉と呼ばれている。…

【スラブ語派】より

…このときに作ったグラゴール文字はやがてすたれ,キリル文字とラテン文字にとって代わられることになる。スラブ語の古い時代,9世紀から11世紀末までに書かれた文献の言語を古代スラブ語(ないしは古代教会スラブ語)と呼び,非常に古い特徴を保っているので,比較言語学ではスラブ祖語の代りに用いる。しかしこの言語はその特徴から南スラブ・グループに属する言語である。…

※「古代スラブ語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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