古備前派(読み)こびぜんは

世界大百科事典(旧版)内の古備前派の言及

【備前物】より

…古来から鉄の産地として著名な中国山脈を背にした備前国は,平安時代以来,日本の刀剣の最大の生産地として室町末期まで600年余栄え,その間数多くの名工を出し,名刀を残している。備前鍛冶は平安後期に古備前派と称する一群の刀工の出現によって始まる。これらの刀工の住地は明らかでないが,永延(987‐989)ころの友成,正恒が古く,そのほか包平(かねひら),助平,信房,真恒,利恒,助包,吉包らが代表工としてよく知られている。…

※「古備前派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android