古手屋(読み)フルテヤ

デジタル大辞泉 「古手屋」の意味・読み・例文・類語

ふるて‐や【古手屋】

古着古道具を売買する店。
高麗橋の―も値うちはなるまじ」〈浮・五人女・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「古手屋」の意味・読み・例文・類語

ふるて‐や【古手屋】

  1. 〘 名詞 〙 古着や古道具などをあきなっている店。古着屋古道具屋など。古手店。また、それを職業にしている人。
    1. 古手屋〈人倫訓蒙図彙〉
      古手屋〈人倫訓蒙図彙〉
    2. [初出の実例]「堺ふるてや、〈略〉其儀古手屋千疋か質物に於堺置を僧のかたへかへし候へと申付候へ」(出典:石山本願寺日記‐証如上人日記・天文六年(1537)六月一日)

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世界大百科事典(旧版)内の古手屋の言及

【古着屋】より

…中古品や質流れ品の衣類を売買する商人。上方では古道具屋とともに古手(ふるて)屋と呼んだ。江戸では慶安年間(1648‐52)に13人が古着問屋を開業して組合をつくっている。…

※「古手屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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