古文めく(読み)コブンメク

デジタル大辞泉 「古文めく」の意味・読み・例文・類語

こぶん‐め・く【古文めく】

[動カ四]《「古文」は「古文真宝」の略》しかつめらしいようすをする。
「この揚屋、―・きたる顔つきして」〈浮・置土産・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「古文めく」の意味・読み・例文・類語

こぶん‐め・く【古文めく】

〘自カ四〙 (「めく」は接尾語。「古文」は「古文真宝」の略) しかつめらしい様子をする。まじめらしく見える。
浮世草子・俗つれづれ(1695)二「言葉に子細(しさい)をこめて、古文(コブン)めきたる㒵(かほ)つきして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android