古満派(読み)こまは

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古満派」の意味・わかりやすい解説

古満派
こまは

蒔絵師家系流派古満休意 (きゅうい) を初代とし,寛永 13 (1636) 年に徳川家光に召され御用蒔絵師となる。正系は江戸末期の 11代清兵衛まで続く。作風幸阿弥派に比べて優美。5代久蔵から分れた別派で在野で活躍し,印籠蒔絵師として名を揚げた古満巨柳 (1772~89頃活躍) や,その弟子古満寛哉 (かんさい) ,寛哉に学んだ柴田是真はこの派の名手

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android