古狐(読み)フルギツネ

デジタル大辞泉 「古狐」の意味・読み・例文・類語

ふる‐ぎつね【古×狐】

年をとった狐。特別な力をもつとされる。
年をとり、経験を積んで、ずるがしこい人。

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精選版 日本国語大辞典 「古狐」の意味・読み・例文・類語

ふる‐ぎつね【古狐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年をとった狐。人をだましたり、他のものに化けたりするのがうまい、と信じられていた。
    1. [初出の実例]「花をみる道のほとりのふるきつねかりのいろにや人まよふらん〈藤原為顕〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)二七)
  3. 久しく経験を積んだ、その道でのずるがしこい人。老獪(ろうかい)な人。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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