年が明く(読み)ねんがあく

精選版 日本国語大辞典 「年が明く」の意味・読み・例文・類語

ねん【年】 が=明(あ)く[=明(あ)ける]

  1. 年季明けになること。年季勤め年季奉公年限が終わる。年明き。年明け
    1. [初出の実例]「年明(ネンアキ)てからは、女郎屋の法式にて、衣もきせず」(出典:浮世草子・好色通変歌占(1688))
  2. 役目が終わる。縁が切れる。
    1. [初出の実例]「この御鏡をお前に渡してしまへば、わたしの年(ネン)があいたわいなア」(出典:歌舞伎・暫(1714))
  3. 役にたたなくなる。
    1. [初出の実例]「ねんかあいたとは やくにたたぬといふこと」(出典:新撰大阪詞大全(1841))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android