古道成寺(読み)こどうじょうじ

精選版 日本国語大辞典 「古道成寺」の意味・読み・例文・類語

こどうじょうじ コダウジャウジ【古道成寺】

地歌。元祿年間(一六八八‐一七〇四)岸野次郎三作曲。能「道成寺」にあるワキの語り、若い山伏を恋い慕って追いかけた娘が、日高川大蛇になって泳ぎ渡り、道成寺の鐘の中にかくれている山伏を、鐘もろとも焼きつくしたという物語三味線音楽に仕立てたもの。現存する三味線曲の道成寺物では最も古い。語り道成寺。三下り道成寺。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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