デジタル大辞泉 「古里」の意味・読み・例文・類語 ふる‐さと【古里/▽故里/▽故▽郷】 1 自分の生まれ育った土地。故郷こきょう。郷里。「―に帰る」2 荒れ果てた古い土地。特に、都などがあったが今は衰えている土地。「君により言の繁きを―の明日香あすかの川にみそぎしに行く」〈万・六二六〉3 以前住んでいた、また、前に行ったことのある土地。「ひとはいさ心もしらず―は花ぞ昔の香に匂ひける」〈古今・春上〉4 宮仕え先や旅先に対して、自分の家。自宅。「見どころもなき―の木立を見るにも」〈紫式部日記〉[類語]故郷・郷里・郷土・国・田舎・在所・国もと・郷党・郷国・郷関・家郷・故山・生地・生国・生まれ故郷・里・地元・出生地・出身地・墳墓の地 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「古里」の意味・わかりやすい解説 古里[温泉] (ふるさと) 鹿児島県鹿児島市,桜島南岸の温泉。食塩泉,48℃。桜島火山の溶岩でつくられた浴槽が名物。作家林芙美子の文学碑がある。国道224号線が通じ,桜島観光の基地となっている。島の西岸袴腰港(桜島港)からバスの便がある。執筆者:榊原 貴士 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報