古鏡記(読み)こきょうき(英語表記)Gu-jing-ji

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古鏡記」の意味・わかりやすい解説

古鏡記
こきょうき
Gu-jing-ji

中国,隋末唐初頃の文語小説。作者は隋の王度と伝えられるが,作中人物の事跡が当時の隠者詩人として有名な王績と合致するので,その兄,王凝 (おうぎょう) の筆名と考えられている。作者が,かつて師事した侯生という人物から受けた古鏡が,妖怪正体をあばくなど,霊妙を現すいくつかの事件を綴ったもの。

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