古韻(読み)コイン

デジタル大辞泉 「古韻」の意味・読み・例文・類語

こ‐いん〔‐ヰン〕【古韻】

中国、周・漢時代ごろの漢字の韻。

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精選版 日本国語大辞典 「古韻」の意味・読み・例文・類語

こ‐いん‥ヰン【古韻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国、周代から漢・魏の頃まで用いられていた漢字の韻。韻の分け方には学者によって諸説がある。広韻二百六韻以前の韻で、今韻すなわち平水韻の百七韻に対する語。
  3. 芸術などにむかしの風格があること。
    1. [初出の実例]「我に大雅の古韻(コヰン)なきも 君に玉瀾の絵筆あり」(出典:鉄幹子(1901)〈与謝野鉄幹〉廻灯籠)
  4. 古代詩賦歌曲など。

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普及版 字通 「古韻」の読み・字形・画数・意味

【古韻】こいん

周漢の韻。

字通「古」の項目を見る

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