句切る(読み)クギル

デジタル大辞泉 「句切る」の意味・読み・例文・類語

く‐ぎ・る【句切る/区切る】

[動ラ五(四)]
言葉文章などに、意味内容音節などのまとまりで切れ目をつける。句読点段落を施す。「一言一言―・って話す」
ある広さをもつものを、境をつけていくつかに分ける。境界を設ける。「広間カーテンで―・る」
[可能]くぎれる
[類語]分ける仕切る画する仕切り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「句切る」の意味・読み・例文・類語

く‐ぎ・る【句切・区切】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ことばや文章で、意味や内容の上でまとまった部分に切れ目をつける。句読点をつけたり、段落を設けたりする。
  3. 物と物、時間と時間などの間にさかいをつける。分界を立てる。くぎりをつける。
    1. [初出の実例]「鈍色(にびいろ)に緑に上下に区切(クギ)って」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一四)
  4. 一語あるいは数語など、短いことばごとに切れ目をつける。
    1. [初出の実例]「五月五日〈略〉無闇にゆっくり一語一語区切って話す老人」(出典:旅日記から(1920‐21)〈寺田寅彦〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android