叩返(読み)たたきかえす

精選版 日本国語大辞典 「叩返」の意味・読み・例文・類語

たたき‐かえ・す ‥かへす【叩返】

〘他サ五(四)〙
① たたかれたしかえしに、こちらが相手をたたく。しかえしにぶつ。〔羅葡日辞書(1595)〕
咄本・鹿の巻筆(1686)二「彌三郎に左手の肩を叩かれて、三日つけてねらい、ついにたたきかへすときく」
② たたきつけるようにして持主にもどす。受け取る意志のないことを動作に表わして、断固としてもどす。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉一七「何十何文を此卑少(いやし)い奴にたたき返し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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