召取・召捕(読み)めしとる

精選版 日本国語大辞典 「召取・召捕」の意味・読み・例文・類語

めし‐と・る【召取・召捕】

〘他ラ五(四)〙
① 上位者の命令で、呼び取る。お呼び寄せになる。召し寄せる。
※竹取(9C末‐10C初)「かぢたくみ六人を召とりてたはやすく人よりくましき家を作りて」
官命によって罪人などをつかまえる。逮捕する。捕縛する。
御堂関白記‐寛仁元年(1017)正月二二日「門南腋有黒装束男。仍問案内、所申無一定、仍召取」

めし‐とり【召取・召捕】

〘名〙 つかまえること。罪人などを捕えること。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下「社会党と云ふものを…召捕(メシトリ)になって私なども引合で呼び出されました」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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