台盤所・大盤所(読み)だいばんどころ

精選版 日本国語大辞典 「台盤所・大盤所」の意味・読み・例文・類語

だいばん‐どころ【台盤所・大盤所】

〘名〙
台盤を置く所。宮中では清涼殿内の一室で、女房詰所。臣下の家では、食物を調理する所。台所
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「中納言『例より見奉らぬ人もおはしまさず』などのたまへば、だいばん所より参る」
② 貴人の妻の称。奥方。みだいどころ。
※後二条師通記‐永保三年(1083)七月三日「殿下渡大炊殿給。姫宮・大盤所御同車」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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