台輪(読み)ダイワ

精選版 日本国語大辞典 「台輪」の意味・読み・例文・類語

だい‐わ【台輪・大輪】

  1. 〘 名詞 〙 建築物や指物で、上の物を支え、下の物をおおう役割をする平たい横木。たとえば柱上にあって枡組(ますぐみ)を受ける盤、また、鳥居の柱の上にあって島木を支えるものなど。
    1. [初出の実例]「柱貫、大輪五分算にすへし」(出典:匠明(1608‐10)塔記集)
    2. 「台輪(ダイワ)へ大きなる枝珊瑚を載せ、釣竿にて担ぎ」(出典歌舞伎吾嬬下五十三駅天日坊)(1854)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の台輪の言及

【社寺建築構造】より

…柱相互は水平の貫,長押でつながれる。柱上端をつなぐ頭貫(かしらぬき)の上に,さらに台輪(だいわ)と呼ばれる厚板状の水平材を置くものもある。これらの部材からなる骨組みを軸部と呼ぶ。…

※「台輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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