右楽(読み)ウガク

デジタル大辞泉 「右楽」の意味・読み・例文・類語

う‐がく【右楽】

右方うほうの楽」に同じ。⇔左楽

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「右楽」の意味・読み・例文・類語

う‐がく【右楽】

〘名〙 雅楽で、古代中国系の音楽を左楽(または左方の楽)と呼ぶのに対し、古代朝鮮系の音楽をいう。笙(しょう)を用いず、高麗笛(こまぶえ)篳篥(ひちりき)の両楽器を用いることで、旋律がからみ合って複音音楽的に聞こえ、調子も和声的な左楽とは異なる。舞を伴うのを原則とし、その舞を右舞(うまい)と呼ぶ。右方の楽。高麗楽(こまがく)。〔教訓抄(1233)〕

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