司業(読み)シギョウ

デジタル大辞泉 「司業」の意味・読み・例文・類語

し‐ぎょう〔‐ゲフ〕【司業】

国子監教授煬帝ようだいの時に置かれ、代に廃止。今の大学教授にあたる。

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精選版 日本国語大辞典 「司業」の意味・読み・例文・類語

し‐ぎょう‥ゲフ【司業】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「礼記‐文王世子」に「楽正司業、父師司成」とあり、太子詩書を教えることをいったところから ) 中国の国子監の教授。隋の煬帝(ようだい)の時に設けられ、清になって廃止。いまの大学教授にあたる。
    1. [初出の実例]「酔邀司業尊満〈略〉狂弄参軍帽傾」(出典:六如庵詩鈔‐二編(1797)二・九日有懐東都旧遊)
    2. [その他の文献]〔隋書‐百官志・下〕
  3. 明治一五年(一八八二)神官神職養成を目的として設立された皇典講究所学階の制の一つ。同一九年五月に定められ、学正の下で一等から八等まである。昭和二一年(一九四六)一月に廃止。
    1. [初出の実例]「学階を分ち、学正五等、司業八等とす」(出典:学階選叙式(明治一五年)(1882)一条)

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普及版 字通 「司業」の読み・字形・画数・意味

【司業】しぎよう

教授職。

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